ユース・インパクト 2020 サマーレポート
ユース・インパクト 2020 サマー レポート
By Gerhard Schmidt - Former Youth Impact Coordinator
ハンズオン東京、そしてユース・インパクト・プログラムに、ご支援いただいている皆さまに、心より感謝申しあげます。
このコロナ禍において、私たちはパートナー団体の皆さんや、ボランティアの皆さんの安全を第一に考えながら、地域社会に貢献するために、プロジェクトを検討し、新しいプロジェクトを立ち上げました。
そのひとつがパートナー団体の子どもたちとのオンラインでのプログラムで、障がいのある子どもたちとのエクササイズクラスや、児童養護施設の子どもたちとの英会話のクラスなどを実施しました。また、英会話クラスでの教材も、オンラインでの開催に合ったものを考え、改めて作成しました。このようなオンラインの活動で交流の機会を作ることにより、コロナ禍においても、ボランティアの皆さんが、つねに子どもたちを大切に思っているということを伝えることができると考えています。
もうひとつの新しいプロジェクトでは、ユース・ボランティアの皆さんの才能を活かし、英語学習やエクササイズ、ストレッチのビデオを作成しました。この活動では児童養護施設や福祉施設の職員の方たちのニーズに合わせたコンテンツを作成していきます。コロナ禍で自粛が続く中、職員の皆さんの仕事量が大幅に増加しているということを伺い、少しでも役に立てばと思い実施しました。
現在、ユースのメンバーは、下記のようなプロジェクトを提案・企画しています。
- 医療従事者の皆さんへの「サンキューバスケットプロジェクト」のサポート
- 児童養護施設での宿題のお手伝い(算数や国語など)
- ホームレスコミュニティの支援
また、COVID-19が収束し活動再開が可能になった状況では、下記のようなプロジェクトを企画しています。
- ビーチクリーニング・プロジェクト
- 障がい者のための大学アクセシビリティマップの作成
- ユース・チャリティ・コンサート
私たちはCOVID-19により影響を受けた皆さん、影響を受けやすい状況にある皆さんに、思いを伝えていきます。そして、一日も早くCOVID-19が収束し、平穏な生活を取り戻せるよう心から願っています。この困難な時期においても、パートナー団体の皆さん、ボランティアの皆さんは、私たちにとって、とても大切な存在です。
私たちの活動は、ご寄付、ご支援いただいている皆さまのおかげで成り立っています。皆さまからのサポートにより、私たちはさらに多くの若者たちに力を与え、ともに地域社会に変化をもたらしていきたいと考えています。
時節柄、皆さま、どうぞご自愛ください。
ユース・インパクトのグループリーダーからのメッセージ
「ハンズオン東京のユース・インパクト・プログラムは、母国に対する私の視野を広げてくれました。日本の状況を理解するのに役立っただけでなく、プロジェクトやグループのリーダーとして、とても貴重な経験をすることができました。私は都内にある私の学校のユース・インパクト・クラブの会長と副会長を務めさせていただきました。たくさんの人たちと出会い、地域社会に貢献することは、私に多くの誇りと経験を与えてくれました。ユース・インパクト・プログラムでは、ボランティア活動の機会やイベントがたくさんあるので、ぜひ参加してみてください!」
【ユース・インパクト・プログラムとは】
2017年、ハンズオン東京は、大学生や高校生が日本全国で社会変革のファシリテーターとして積極的に活躍できるようにすることを目的に、「ユースインパクト」を立ち上げました。ハンズオン東京のウェブサイトを通じて提供されるボランティアの機会だけでなく、定期的に行われるプロジェクトでのリーダー体験や、コミュニティパートナーと一緒に独自のプロジェクトを立ち上げるなど、可能性は無限大です。現場で新たな人間関係や活動を築いて成長していくなか、ハンズオン東京のスタッフは、学生たちが独立して良いリーダーになれるよう手助けをしています。
「ユースインパクト」の最終的な目標は、学生たちが学校を卒業する段階で、彼らが私たちと一緒に始めたインパクトのある活動を継続するための知識とスキルを身につけ、次の世代の学生たちのメンターになることです。私たちは、このようなエンパワーメントと気づきを広める活動が、何世代にもわたって続いていくことを願っています。
https://www.handsontokyo.org/topics/287/
■ハンズオン東京の活動を財政的に支援していただける場合は、Webサイト (https://www.handsontokyo.org/topics/20/)からご寄付をお申し込みいただけます。皆さまからの寄付金は、より有意義で、より質の高い社会貢献活動を行なうため、活動の内容を充実させていく際の大きな支えとなります。すべての方々のご支援に心より感謝申しあげますとともに、これからもあたたかいご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。