コーポレート・ボランティア・プログラム


ハンズオン東京では、企業にお勤めの皆さまが、地域社会に貢献し、人々の生活を豊かにする意義あるボランティア活動に参加できるようサポートしています。子どもの支援、生活困難する若者の支援、障がいがある方や難病の方へのサポート、環境保護、高齢者の生活の質の向上など、さまざまな分野で企業の力を活かした社会貢献が可能です。

ハンズオン東京のコーポレートボランティアプログラムにご興味のある方は、事務局(info@handsontokyo.org)までお問い合わせください。
 

■コーポレート・ボランティア・プログラム

2020年の新型コロナウイルス感染拡大により、ハンズオン東京はコミュニティへの支援を継続するため、一部の活動やイベントをオンラインで実施しました。そして2024年、世界はポスト・パンデミック時代へと移行し、対面での活動を本格的に再開することができました。同時に、多様化する地域のニーズに応えるため、オンラインのプログラムも拡充し、リモートと対面のどちらでも参加できる柔軟なボランティア活動の機会を提供しています。

2024年は、アッヴィ合同会社、 バンク・オブ・アメリカ、Braze株式会社、エドワーズライフサイエンス財団、ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社、ヒルトン、ヒルトン東京、ナティクシス CIB、SAPジャパン株式会社、スタンダードチャータード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社、株式会社Zendesk をはじめ、多くの企業パートナーの皆さまと共に、さまざまなプログラムを実施しました。

児童養護施設の子どもたちや障がいのある方を対象としたライフスキルプログラムをはじめ、河川清掃、クラフト作り、ブラインドジョギング、料理教室、語学クラスなど、幅広い活動を行っております。

ご寄付やボランティア活動を通じて支援してくださった企業の皆さまに心より感謝申し上げます。


1. 児童養護施設・児童福祉施設

■ライフスキルプログラム
料理教室、英語レッスン、アート、クラフト、STEM(科学実験)などのアクティビティを通して、将来、子どもたちが自立して生活していく上で必要なスキルを身につけられるようサポートをしています。このプログラムでは、子どもたちがスキルを身につける支援をするだけでなく、ボランティアの皆さんが、子どもたちにとって励ましや指導を与えるロールモデルとして、新しい可能性を示す存在にもなっています。
  
■子ども食堂、フードパントリー
子ども食堂での食事の調理や配膳、生活困難する家庭やひとり親家庭のためのフードパントリーでの食料の仕分けやデリバリーなどを行いました。支援しているご家庭の中には、精神的な課題を抱える方も多く、安定した就労が難しいなど、経済的に厳しい状況に置かれているケースも少なくありません。これらの活動を通じて、単に食事を届けるだけでなく、安心できる場の提供や、地域社会との温かいつながりを感じていただけることを目指しています。
 

2. 生活困窮状態にある若者支援

■日本語レッスン 
留学生や母子支援施設で暮らす外国籍の方を対象に、オンラインで語学レッスンを行いました。このレッスンでは、実践的なコミュニケーションスキルに重点を置き、日本での生活に自信を持てるようなサポートをしています。また、コロナ禍で多くの留学生が仕事を失い、深刻な経済的ストレスに直面した中では、レッスンは語学力の向上だけでなく、心のつながりや励ましの場にもなりました。

■ケアパッケージ (食料品・生活必需品を詰めたパッケージ) 
主に児童養護施設を卒園した若者などを対象に、食料や日用品を詰めたケアパッケージをお届けしています。物質的な支援だけでなく、社会からの「あなたを思う気持ち」を伝える活動でもあります。

 
 

3. スペシャルニーズ

■Fun with English!(英語で楽しもう!)
このプログラムは、小学生から大人まで、障がいのある方が楽しく英語を学ぶことを目的としています。お絵かき、ゲーム、歌、好きな食べ物や趣味、季節のイベントなどの楽しいアクティビティを通して、英語と異文化交流を楽しむ活動です。


■ブラインドジョギング 
NPO法人アキレス・インターナショナル・ジャパンと連携し、代々木公園で視覚障がいのある方々のジョギングをサポートするプログラムです。ボランティアの皆さんはランナーの伴走者となり、安全を確保しながら、一緒に楽しく身体を動かす活動です。

    

■ダイバーシティレクリエーション
ブラインドスポーツクラブ「乃木坂ナイツ」のご協力のもと、アイマスクをしてさまざまなアクティビティに挑戦します。視覚に頼らず、コミュニケーションやチームワークを重視することで、信頼・協力・明確な対話の重要性を学び、障がいへの理解を深め、意味のあるつながりを生み出す体験です。

 

 

4. 環境問題 

■農業体験と地域理解(千葉・香取市) 
2022年より、ハンズオン東京は、千葉県香取市での農業体験を含む、環境分野でのプログラムを開始しました。耕作放棄地や高齢化といった日本の農業が抱える課題について学びながら、収穫作業に参加します。この活動は、普段そのような機会が少ない障がいのある方や児童養護施設の子どもたちにとっても、実際の農業にふれる貴重な体験となり、誰もが参加できる社会づくりにつながる取り組みにもなっています。

■森林保全 
森林再生は、森林そのものを保全し、そこに生息する多様な野生生物を守るために欠かせない活動です。NPO法人 森のライフスタイル研究所と連携し、植林活動や、日本の人工林の回復を目的とした伐採・間伐を実施しました。これらの活動は環境保全に貢献するとともに、生物多様性保全の重要性を学ぶ機会にもなっています。

■荒川クリーニング 
2024年は荒川で17回の清掃活動を実施し、580袋以上のゴミを回収しました。また、環境問題に関するセミナーも実施し、都市ゴミが環境に与える影響について理解を深める機会も提供しています。



■ビーチクリーニング 
江ノ島海岸でプラスチックゴミの回収を中心とした清掃活動を行っています。また、回収したマイクロ・プラスチックを使って、会社のロゴを入れたアート作品の作成もしています。



■花壇の植替え 
代々木公園にある12~13個のプランターに季節の花を植え、地域活性化に貢献する活動です。公園は世代を問わず人々が集う場であり、花々で彩られた空間は来園者の心の健康や地域の活性化につながります。

■植林活動 
植林活動では、二酸化炭素の削減、土壌の浸食防止、ごみの海洋流入防止、そして近隣の農地の塩害対策が期待されています。1300本以上の苗木を植え、気候変動や地域の生態系にも影響をもたらす大事な活動です。
  

5. 高齢者施設での活動

■施設の清掃とガーデニング 
高齢者施設の清潔で快適な環境づくりに貢献する活動です。共有スペースの清掃や、庭の整備など、入居者の皆さんが安全で居心地のよい空間で過ごせる環境をつくりました。また、日常生活のサポートを通して、施設に入居されている高齢者の生活の質の向上にもつながっています。

 

■クラフト作り・飾り付けと高齢者との交流 
高齢者施設の入居者の皆さんと一緒にクラフト制作を行うだけでなく、施設内の装飾のお手伝いもすることで、季節を感じる明るい空間づくりにをサポートします。また、車いすの移動のサポートや会話を楽しみながら交流し、高齢者の皆さんと笑顔あふれる時間を過ごします。